前かがみの姿勢、気管支炎から起こる背中の強い痛み
今回は60代前半の女性の背中の強い痛みについてです。
一月中旬、咳が出ていたので、慢性の気管支炎かと思い、病院で検査をした結果インフルエンザでした。
その後自宅療養をしていたら、次第に左の肩引き辺りの激痛で我慢できなくなり、近くの整骨院で治療をし、一旦痛みは治まったようです。
しかし、体調が回復して仕事に戻ると、
また左の背中の痛みは再発し、息苦しさもあるとのこと。
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当院に来た際は、腰が張って痛むということでとりあえずその日は、腰の治療のみしましたが、あまりにも上半身の硬いロックされたような張りが私は気になり、後日治療をするように勧めました。
彼女の体は慢性の気管支炎や長時間前かがみの仕事によって、胸郭が縮こまり、肋骨や肩甲骨の動きがかなり悪くなっている状態でした。
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後日、上半身の治療に来院。
その後、腰の痛みは楽になった様子。
腰の治療だけでも、硬くロックされた背中は
すこし緩んでいました。
背中の張りは、背中の裏側の胸部の筋肉も必ず硬く張っています。
頭頸部、鎖骨の下、鎖骨と胸骨の間、鎖骨の端と肩関節の間、肋骨とゆるめることで、背中の緊張は次第に取れていきました。
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治療後、左肩周りは軽くなりましたが、右側の硬さは残ったので、後日治療に来てもらうことになりました。
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数日後、「かなり楽になりました! 時折痛い時もあるけど、以前のような痛さではないですよ。 今日は、両胸鎖骨下辺りが痛いですね・・・。」とのこと。
左の肩周りの軽さは持続していました。
やはり右側の硬結性は残っていたので、
今日は右側中心の治療。
前回の治療と同じように、頭頸部から少しづつゆるめていきました。
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治療後は肩周り・肋骨の可動域が上がり、
体が軽くなって良い施術が出来たな、と思いました。
「体が悲鳴をあげてから治療に来るより、一ヶ月に一度でもケアとして来られた方が体に負担がかかりませんよ」とお伝えしました。
ヴ ィ ラ 整 骨 院
岡 山 市 南 区 市 場 1 - 1
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