捻挫の後遺症から腰、足にかけての痛み
今回は捻挫の後遺症によって、腰や足の調子が悪くなった女性の患者さんです。
10年ほど前に自宅で横座りをしていた時、前に座っていたご主人がトイレに行こうと立ち上がった時によろけて、患者さんの左足に体ごと乗っかってしまい、左足首あたりが捻られた状態になったとのこと。
その後1年近く、医療機関に通わず、シップなどをして様子を見ていたようでしたが、あまり良くならなかったので、整形外科にてレントゲンを撮りましたが、骨自体には異常なし、とのこと。
その後、何軒か整骨院にも通われたようです。
そのケガ以降、踏み出し始めが痛く、内反(足の裏が外側を向く)が強制され、足の指が開きにくく踏ん張って歩けず、ふともも・ふくらはぎの外側が張って痛くなる。 バランスを崩すのか、次第に腰が痛くなる。
また、足首が回しにくい、とのこと。
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その方の足の状態は、足首の関節と踵の位置がずれており、また、足の立方骨と外側楔状骨の関節・立方骨と第4中足骨の関節・立方骨と第5中足骨の関節が硬くなり、動かなくなっていました。
年数もかなり経っているので組織の癒着も強かったです。
少しでも踏ん張って歩けるために、足の指がそれぞれ独立して動くよう、指と指とが開くようほぐし、先ほどの立方骨と関連のある関節、足首を作る関節などを少しずつほぐし、ゆるめていきました。
しばらくすると、腰や臀部、ふともも、ふくらはぎの張りも引いて、足が軽くなっていっているのがわかりました。
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施術終了後、患者さんに踏ん張って歩けるか確認をしていただきました。
「 わぁ、ぜんぜん違います。踏ん張って歩けます!
普段歩いていたら、足が内反しようとしていいように歩けないんです。
足の指も前より動かしやすいです! 足首も回せるわ! 」
と、喜んでいただき、ご自宅での宿題として、足の指をしっかり動かすよう、お伝えしました。
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ケガを受傷したところは基本的に血行が悪くなっています。
しっかり治療していたらよいのですが、そうでなければ後々、患部が冷えたり、体重をかけた際に痛みがきたりと日常生活に苦痛を感じさせます。あきらめずに治療院などにご相談をしていただけたら、日々の生活をもっと楽に過ごせるのではないかと思います。
ヴ ィ ラ 整骨院
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