腹部の筋肉の硬結の治療(その2)

こんにちは。    

岡山市市場の 🌺ヴィラ整骨院 です。

 

今回は腹部のインナーマッスルの硬結 その2です。

 

体格のよい50代の女性で、右の股関節が痛く、骨盤が歪んでいるのかな、という不安で 来院されたようです。

 

症状は、一ヶ月ほど前からで、

 

・ 横座りをした時や胡坐をかくと、右の股関節の外側が痛む

・ 横座りから立ち上がろうとした時も右股関節前側が痛む     

                                  という症状です。

 

☘☘

彼女の仕事柄もあるかもしれませんが、右側に体重がかかる体勢での立ち仕事が多いようです。

右の股関節から臀部にかけての骨盤周囲の筋肉は硬く、可動域も悪い状態です。

また、体全体が右側に傾き、右側の腹部もやや硬く縮こまっていました。

 

しばらくは、股関節から臀部にかけての周りの筋肉を弛める治療を続けたのですが、股関節の関節の可動域があともう少し、というところでロックされていたので、腹部筋の治療を提案させて頂きました。

 

☘☘

早速、腹部の治療をさせて頂きましたが、彼女の腹部のインナーマッスルは、かなり大腰筋下部と腸骨筋が硬結していました。

実は、股関節も腸腰筋と深く関わっています。

 

☘☘

腰の治療で来られた患者さんには、ストレッチで股関節を回すのですが、腹部のインナーマッスルが硬いと股関節の可動域が狭く、上手く回りません。

つまり、足は股関節から付いているのではなく、‘大腰筋から’、という概念を持ったほうがよいのかもしれません。

 

☘☘

治療後、腸腰筋を弛める事で足がより軽く、股関節の可動域も広がり、よい治療ができたな、と思いました。

 

ただ、この方のこの股関節が痛む、という点で今後注意していかないといけないのは、

 

1、いくらか体重を落とし、股関節の負担を 減らす

2、年齢的なものもあり、股関節周りの筋肉を鍛える

3、横座り、胡坐をかく、足を組む体勢は、股関節に負担をかけるので、なるべく控えるようにする

4、触診だけでハッキリとは言えないが、右の股関節は若干変形性股関節症の疑いも感じられるので、一度整形外科で診てもらったほうがよいかもしれない

 

と、お伝えしました。

 

☘☘

横座りや胡坐をかく体勢は、軽い亜脱臼を起こしているようなものです。

股関節周囲の筋肉も軽く捻じれたり、伸びたりして無理がかかります。

30代くらいまでは、筋肉に柔軟性があり、立ち上がるとすぐに正位置の股関節に戻るのですが、40代以降になると、だんだんと筋肉が衰え、柔軟な対応ができなくなるのです。

 

普段から、股関節に無理のかかる姿勢はなるべく控えるようにして頂き、ストレッチや筋肉作りを出来る範囲でしていただきたいと思います。

 

 

🌺ヴ ィ ラ 整 骨 院

岡 山 市 南 区 市 場 1 - 1

( 0 8 6 ) 2 6 3 – 6 5 0 0