交通事故の治療 (その2)
こんにちは。
今回は、今現在、交通事故の治療で来られている患者さんのお話です。
40代前半の女性。
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今年8月6日に事故。
時速20㎞で走っているところ、右側から乗用車に痛突されて、右ドアを擦られ、車はかなり破損した、とのこと。
事故当初は、右肩・胸が痛く、事故の数日後から整形外科に通って電気治療をされていたそうですが、なかなか改善されず、知人の紹介で当院に通院してくださいました。
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当院に来る前日の、8月30日の夕方ごろから、
・左首から背中にかけての強い張り感と痛み
・頭痛
・目の奥の痛み(特に左目)
上記のような症状が顕著にあらわれ、右側の痛みは分からないほど・・・。
彼女の体を診てみますと、頭から背中までつよく張りすぎて、どこから手をつけてよいのか分からないほどでした。
首から背中の張り具合が、どうも胃の不調からきているような気がしたので、尋ねてみると、
「この1ヶ月近く右肩が痛くて、痛み止めを1日に2回飲み続けたせいか、胃の調子が悪いです。」
とのことでした。
この日の治療は、胃の張りを少し落ち着かせ、硬く張った頭骸骨をゆるめ、首から肩は軽く擦る感じに終えました。
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それから何回か頭から肩にかけての治療をしましたが、左首の筋の重たさは取れませんでした。
体をよく診てみますと、左臀部の仙腸関節に、ロックがかかったように硬く張っており、その張りが首の痛さに繋がっているのが分かりました。
そのことが分かってから、治療はまず、骨盤と背骨の調整から始め、
次に首、肩の治療をしていきます。
この治療から、患者さんの身体は、当初のつらい症状から少しずつ軽くなっており、快方に向かっているご様子です。
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整形の先生の話では、背中や肩の痛みも、すべて首のむち打ちからきている、と言われたそうですが、私の仮定としては、背骨や骨盤もある程度の衝撃は受けており、体の構造上、一番弱い首が強くダメージをうけたのではないか、と思います。
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交通事故の損傷での治療は、事故日から早くに治療すればするほど、回復力も良い、といわれます。
また、電気や温めだけの治療ではなかなか良くならないので、
なるべく早くに、このつらい症状から解放してもらえる手技による治療をして
いただけたら、と思います。
ヴ ィ ラ 整 骨 院
岡 山 市 南 区 市 場 1 - 1
( 0 8 6 ) 2 6 3 – 6 5 0 0