自律神経のみだれからくる首や肩・背中の痛みの施術
今回は、60代半ばの女性。
疲れが溜まっていたのか、GW前は吐き気がするほど首や肩が痛く、
辛いながらも仕事は休まず頑張っていたとのこと。
今は、何とか吐き気は治まったが、首肩、腕、右の背中が痛い、とのことです。
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女性の身体を診てみますと、腹部の緊張が強く、胃の不調が明らかでした。
このような場合は、自律神経の乱れによって、首や肩・背中が緊張し、強く張ってくるので、まず、腹部をやさしくほぐし、体全体の緊張感を取ります。
そして、その身体の不調が足にも反応してきますので、足の経絡(ツボの道)に刺激し、弛めていきます。
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足が弛まってくると、施術の半分は終わった感じで、あんなに強く緊張していた上半身が弛んできました。
このような身体の状態になると、施術家としても大変に施術しやすくなります。
首や肩・胸部・腕は筋肉の筋に沿って流すような感じで、施術していけば、さらにほぐれていきます・・・。
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今度は、背部の施術ですが、ある程度胸部・腹部を弛めていますので、
背部も少し弛んできています。
あとは、背部の細かい部分を丁寧にほぐしていく施術です。
腕の付け根辺りから胸骨11,12番辺りについている広背筋という筋肉は、腕をよく使う方は結構張っています。
また、腰の深部の筋肉をゆるめると、さらに固く張った背部がゆるんできました。
何とか施術が終わり、身体全体の緊張が抜け、弛んできました。
よい施術が出来たな、と思いました。
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「わぁー、気持ちよかったー、身体が軽くなった感じがするー!!」
と、喜んで帰られました。
毎回思うのですが、施術後、患者さんが喜んで帰っていかれるのが、何よりも嬉しいです。