突発性難聴に併発する体の不調
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今回は、突発性難聴の患者さんです。
当院に来られた時は、症状が少し落ち着いてから来られました。
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50代半ばの女性。
4月22日起床時に回転性のめまいあり。
その後、大音量の音が聞こえる
病院にて検査の結果、突発性難聴と診断され、左耳がほぼ聞こえてない状態だとのこと。
数日後、片頭痛のような頭痛、めまい、首・肩こりが続く。
実は、今回が初めてではなく、15年ほど前にも一度あったようです。
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これらの症状が出る前の生活は、仕事上のストレスや、脂っこいものをよく食べていた
こともあって、胃の調子もよくなかったようです。
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身体を診てみますと、頭部・首肩・腹部・下肢の胃や肝の経絡・足裏まで、かなり強く
張っていました。
体液の流れが大変に悪いように診えます。
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まず、いつものように張り詰めた腹部から弛めていき、次に下肢の経絡を弛めていきます。
そして、首や肩を触ると、ある程度弛まっていました。
これは、施術ではよくあることですが、首や肩から施術するよりも、
先に腹部や下肢から施術したほうが、首や肩は自然にゆるんでくれます。
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次に頭の施術です。
左の耳の聞こえが悪いこともあって、頭も左側のほうがかなり硬い状態。
頭の帽状腱膜という部分をしっかりとゆるめると、次第に左側頭部もゆるんでいきました。
全体的に、左側の頭のほうが弛み、右側の硬さが少し残りました。
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この時点で、施術前より、かなり身体全体が軽くなったように診えました。
次はうつ伏せになってもらい、身体の後ろ側を施術しますが、この段階で身体の状態が
だいぶ良くなっている感じがしたので、体液の流れがよくなるよう、軽く流す程度の施
術で終えました。
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何だかよい施術ができたな、と思い、術後の検査をしてみると、体がかなり軽くなって
動きも軽くなっているではありませんか!
患者さん自身も、大変に喜んでおられました。
私自身も、よい施術ができたな、と嬉しく思った瞬間です。
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次回の施術は一週間後の予定です。
次回の身体の変化はどのように変化しているのかが、気になります。