漢方薬と肝臓・筋肉との関係

こんにちは。岡山市中央卸売市場内の 🌺ヴィラ整骨院 です。

 

今回は、漢方薬と筋肉のつっぱり感との関係についてです。

 

40代の女性。

自律神経失調症の症状で、

首・肩のコリ

不眠

天候により、頭痛がある

めまい・ふらつき・耳鳴り

         

          などの症状があります。

 

あとで分かったのですが、この患者さんは、2

種類の漢方薬を飲んでいたことがわかりました。

 

 

1つは、神経の高ぶりをおさえる薬

2つめは、めまい・ふらつきを軽くする薬です。

 

これらを、同時に約1ヶ月間飲んでいたようです。

7.8回目の施術からでしょうか、来院当初あたりと何か筋肉のつっぱり感が強いな、としばらく思っていました。

施術を何回しても、腹部の張り、全身の筋肉の

緊張感、つっぱり感がなかなか引かず、弾力性

が出てこない状態だったのです。

 もしや、自律神経失調症なので、漢方薬など

を飲まれているかもしれない、と思い、一度、

訊いてみました。

 

 

私・・・  「いま、何かお薬を飲んでいます

      か。」

 

 

患者さん・・ 「はい、2種類の漢方薬を飲んで

       いますが・・・。

       イライラを抑える薬は以前から

       飲んでいますが、ふらつきを抑

       える薬は一ヶ月ほど前から飲ん

       でいます。」

 

 

私・・・    「なるほど。 そうなんですね。

       当初、来院された時と何だか

       違い、筋肉の緊張感やつっぱり

       感がかなりあってなかなか

       弾力性が出ないので・・・。

       また、肝臓や胃もよく張ってい    

                         るので、納得がいきますね。

       

       実は、薬を飲み続けると、肝臓

       に負担がかかります。  

       東洋医学的には、肝臓に負担が

       かかると、筋肉につっぱりや張

       り感が出てきます。」

       

 

患者さん・・ 「そうなんですか!!

       確かに、お腹が張る感覚はあり    

                         ますね。

       便秘ぎみでもありますし。

       薬局ではこの組み合わせは

       大丈夫ですよ、と言われたんで

       ですが・・・。

       いま、精神的には安定している

       ので、ふらつきの薬だけにして

       みましょうか。」

 

 

私・・・   「そうですね。 試しにそうして

       みて下さい。

       では次回来られた際に、筋肉の

       違いを診てみましょう。」

 

約2週間後の来院の日。

腹部の張りは若干あるものの、前回の筋肉の緊

張感・つっぱり感とは全く違い、かなり引いて

、弾力性が出ていました。

当初のような筋肉の質感です。

そのことを、患者さんに伝えると、かなりびっ

されていました。

 

確かに、漢方の組み合わせ自体は悪くないので

しょうが、個人差によっては、今回の患者さん

のように、副作用が顕著に出られる方もおられ

ると思います。

施術する側としては、一つ勉強になりました。

 

 

🌺 ヴィラ整骨院

  岡山市南区市場1-1

 (086)263-6500