ギックリ腰 ( その4)

こんにちは。岡山市中央卸売市場内の 🌺ヴィラ整骨院 です。

 

今回は、疲れとギックリ腰についてです。

50代女性。

2年ぶりにギックリ腰で来院されました。

仕事はパソコンでのデスクワーク。

一ヶ月以上前から残業が続き、身体は疲れているご様子。

寝てもなかなか疲れが取れない体の状態で、土日はなるべく身体を休めており、いくらでも寝られる、といいます。

 

ある日の在宅ワーク中、立って体を左側に向こうとしたときに、ギックリ腰のように痛くなり、次第に痛みが強くなって歩きづらくなってきた、とのこと。

「毎晩、ストレッチをしていたのに、ギックリ腰になってしまいました。」

と残念がっておられました。

 

お話を聞いていると、勤務先が本社になり、この2年間忙しかったとのこと。

 

お身体を診てみますと、右肩が下がり、右の背

中が硬く張っており、身体がやや右側に捻じれ、腰椎もやや歪んでいる状態でした。

骨盤も歪んでおり、右側にキュッと上がっています。

今回の腰の痛みは、骨盤の歪みで起きた右側の

仙腸関節の窮屈さと思われました。

ロックがかかったような感じなので、動作のし

始めに痛みがでるのはわかります。

 

1回目の施術は、窮屈な右の仙腸関節に位置を正すと、かなり楽になり、

スムーズに歩けるようになったと喜んで帰られました。

 

次の日の2回目の施術。

「痛みはほぼありませんが、動かし始めが痛くなるような不安があります。」とのこと。

 

昨日ほどの仙腸関節の窮屈さはありませんでしたが、骨盤の歪みはすこし残り、また近々再発しそうな感じだったので、再度調整。

そして、歪みのある腰椎の4,5番の治療もしていきました。

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さらに次の日、3回目の施術。

「同じ姿勢でじーっとしていると、背中から腰が張って痛みます。

また、起き上がる時、寝返りをする時に腰骨の上あたりが痛いです。」

 

今度は、当初より、少しずつ痛む場所が変わってきています。

当初痛かった右の仙腸関節は落ち着いていました。

背中から腰部の張りを診てみますと、これは、疲労によって肝臓の不調が続いたせいで、背中から腰部にかけて緊張して張ってきたのではないかと推測。

自律神経系の治療をし、何とか硬い張りは少し落ち着きました。

 

次に、腰骨の上あたりの痛みについてですが、腰椎の2、3番の歪みが原因ではないかと思います。

昨日は、腰椎の4,5番の歪みを治療しましたが、治療しきれてない腰椎の2,3番に痛みを感じているのではと思い、歪みをすこしづつ取っていきました。

治療後、患部の筋肉の硬い張りも落ち着いてきました。

 

最後に確認として、腰をいろいろと動かしてみました。

動かし初めに不安はあるものの、痛みはないようです。

 

今回の腰痛の原因は、

1つは、当初のギックリ腰は、仙腸関節が動かなくなる、ということでした。

 

2つめは、長時間のデスクワークの際、PCがやや右にあり、体ごと右に傾いて仕事をしていることにより、気づかないうちにじわじわと背骨や骨盤が歪んできている、ということ。

 

3つめは、疲労によって肝臓の不調状態が続き、背中から腰にかけて痛む、ということです。

 

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腰が痛い、といっても原因は一つではないようです。

いろいろな原因が蓄積されて、痛みは突然やってきたように思えますが、

日々の疲労が、本人の気づかないうちに蓄積された結果ともいえます。

 

 

 

🌺 ヴィラ整骨院

岡山市南区市場1-1

(086)263-6500