仙腸関節性の腰痛

先月に腰痛の治療で来られた20代後半の男性。

先月は、仙腸関節(骨盤の骨である仙骨と腸骨の間ある関節)を捻って痛みを訴えていました。

今回も仙腸関節辺りの腰痛ではありますが、今回は2日前に腰がキヤッとしたらしく、前回とは違う痛みだそうです。

 

 実はこの患者さんはいつも腰が伸び切れていない感じで立っています。

骨盤はと申しますと、後屈し、(受け皿のようになっている)そのため、股関節周辺から膝辺りまでピンと張ったように緊張しているのです。

なので、股関節のちょうど後ろ側、仙腸関節辺りも強く張っているのもうなずけます。

右側の仙腸関節が硬く張っていれば、右側の股関節付近も硬く張って、股関節の屈曲もしづらい状態です。

 

 何とか張っていた仙腸関節、股関節をゆるめ、丁寧にゆっくりとしたストレッチをしました。     ストレッチをすることで、仙腸関節や股関節に遊びが出て、腰回りが軽くなって帰られました。

 

この患者さんは仕事上重いものを持つ事が多いので、いつも同じ筋肉を使っており、背中から臀部、足にかけてよく張っています。 

 

このような方は、日ごろからストレッチなどで筋肉をほぐして疲労を分散しないと、ぎっくり腰などになってしまいます。

皆さん、日々の体のケアは大丈夫でしょうか?