交通事故の治療
今回は、以前交通事故の治療で通われた患者さんについてのお話です。
30代前半女性。
事故から2ケ月半ほど経って来院されました。
それまでは、1週間に一度程度、整形外科に通っていたようですが、温めるだけの電気治療であまりよくならず、知人からの紹介を受け、当院に来院されました。
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事故の状況はといいますと、ある5月半ばの朝の通勤途中、下りのスロープ道で止まっている際に、後方の車からやや強く追突されました。 車もかなり損傷し、修理に時間がかかるほどでした。
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事故直後は膝に痛みがあったようですが、6月ごろから次第に首から肩にかけて痛み、7月の梅雨の時期には痛みも強く、また、同時に偏頭痛もありと、不調が続いていました。
一日の一番つらい時間帯は、起床時で、首と肩が強く張って重く、時間が経つと治まる、というものでした。
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患者さんの身体を診てみますと、頭から首・肩・背中・腰周りまで、強く張っており、特に頭から背中上部辺りまで、締め付けられているように緊張した状態でした。
しばらくは、首のみの治療と指定されていたので、首周りしか治療ができませんでした。
しかし、首のみの治療をしてもあまりよい結果につながらなかったので、保険会社の担当者の方と相談させていただき、どうにか肩の治療もできるようになりました。
肩の治療も出来るようになると、幾分治療範囲が増えるので、患者さんによい治療を提供しやすくなります。
交通事故は首をむち打ちしたとしても、やはり全身に衝撃を受けています。
全身を診ながら、痛む場所を治療した方がよいと、私は思っています。
何回か治療をしていきますと、首や背中の事故特有の張り感が徐々に引いていきました。
患者さん曰く、「早くからこちらに来て治療をしてもらえばよかった! 温めるだけではぜんぜん良くならなかったです。」
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1ヶ月半ほど経って、症状が少しずつ落ちついていき、毎日のつらい痛みから、日によって痛みに強弱が現れるようになりました。
ただやはり、天候、台風が来る前の日、雨の降る前の日、曇った日などの気圧の低い日などは不快な症状がでるようです。
その後、定期的に通院していただき、症状が次第に軽くなっていきました。
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事故の負傷の痛みは、その患者さんしかわかりません。
事故直後、なるべく早めに、しっかりと治療をしておくと、その後の不定愁訴で悩まなくてもすみます。
🌺 ヴ ィ ラ 整 骨 院
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