外反母趾の治療
🍀🍀今回は、外反母趾のお話です。
☘☘ 40代女性。
一年ほど前から症状があったが、大した治療もせずに放っておいたせいか、次第に悪く
なり、今は、歩くたびに右の外反母趾が痛く、専用のサポーターや、靴も選びながら、
日々過ごしているご様子。
庇うせいか、左右の膝やふくらはぎが硬く張って痛む、とのこと。
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診てみますと、彼女の外反母趾はかなり慢性的になっており、ふくらはぎから足の先ま
でガチガチに硬くなっており、もちろん患部周辺の関節の動きもない状態。
これはかなり重症だな、と思いました。
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まず、ふくらはぎの筋肉をしっかりゆるめます。
特に、長母指屈筋という外反母趾の親趾あたりまで着いている筋肉をしっかりとゆるめ
ていきます。
そうすると、足首の内側の硬直が少しずつ緩まっていき、次第に足の裏、外反母趾あた
りまでゆるんでいきます。
そして患部も丁寧にゆるめ、ガチガチになった関節の可動域も広げていくと、外反母趾
の親趾が屈曲出来るようになります。
また、患部の指だけでなく、他の趾と趾との間もゆるめ、関節可動域をひろげていきます。
そうすると、踏ん張って立つことができ、歩行時にも、靴からの圧を吸収できます。
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このような治療を、日にちを空けずに何回かしていきました。
次第に、筋がある程度ゆるまってくると、少し楽になったのか、施術中の痛みもあまり
感じなくなってきました。
また、ゴルフの際にも、外反母趾サポーターをしなくても痛みはなかったようです。
今は、日にちの間隔を少し空けて、定期的に治療に通ってもらっています。
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外反母趾の治療は、患部のあたりだけでなく、ふくらはぎの深部の筋肉がキーポイント
になります。
ふくらはぎの長母指屈筋という筋肉をほぐすだけでも、かなり患部に効いてきますが、
症状が重い場合には、足の裏の第一中足骨の骨膜にこの長母指屈筋が癒着している場合
があります。
そのような場合は、患部を押さえると痛みがありますので、
その場所もしっかりとゆるめていきます。
外反母趾の治療は、しっかりしておけば、痛みはかなり改善すると思います。
🌺 ヴィラ整骨院
岡山市南区市場1-1
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