ギックリ腰 ( その3 )
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5月は季節の変わり目で、身体が疲れやすい月です。
今月に入って、ギックリ腰で来院される方が多くいらっしゃいました。
症状としては、
・重い箱を持ったとき
・引き出しにある衣類を取ろうとしたときキャッと痛くなった
・やや上にある物を取ろうとして
・最近、腰回りが張って、腰痛になりそうな気がしていたが、変な姿勢でいたら、やはり腰が痛くなった。
・朝、いつもより重いゴミ袋を車から出そうとしたときにキャッと痛くなった
・長時間卓球の練習をした際に、背中や腰が硬く張って、朝の洗顔時やいすから立ち上がる時に痛む
と、何気ない動作で、腰が痛くなり、ロックされたように、動きづらい状態になります。
ギックリ腰的な腰痛のきっかけはいろいろとありますが、
おおよそ、ギックリ腰になる要素は持たれており、ふとした時にギックリ腰になる、ということが多いようです。
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そのほとんどの方は、骨盤の仙腸関節が歪んで窮屈になり、ロックがかかったように、腰回りが硬く張ってどうにもこうにも動かない状態になります。
また、腰が動きにくいので、背中や首や肩にまで負担がかかって張ってきます。
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比較的症状の軽い方は、腰や臀部回りの筋肉をほぐすと楽になりますが、
症状の重い方は筋肉をほぐすだけでは、痛みを取るのは難しく、
歪んだ骨盤を正しい位置に戻さないと痛みは取れません。
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元々少し窮屈になって歪んでいる仙腸関節は、疲労が溜まった際、体勢を変えようとした時に、さらに窮屈になって骨盤が歪みます。
そうなると、ロックがかかった状態になって動きが制限されるので、大変に動きにくい状態になり、生活上、困難になります。
痛み止めを飲んで、痛みが治まればよいですが、中には、効かないこともあります。
そのような方は、腰だけではなく、背骨の関節が動かない状態になっています。